2008年5月、中ロ国境の旅(その4)

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ウスリースクホテルまでバスの運転手さんに送ってもらい、チェックインするために中に入った。予約は特にしていなかったので、部屋があるかどうか少し不安だった。

フロントで「3泊したいのだが、部屋はあるか」と尋ねると、部屋はあるとのこと。ただし、ここのホテルでは外国人登録ができないので、2泊しか泊めてあげられない、という。

仕方がないので、とりあえず2泊泊まることにして、チェックインをした。今日は土曜日なので、チェックアウトは月曜。月曜になんとか外国人登録すればいいや、と考えた。

ホテルは1泊1450ルーブルで、部屋は清潔。ベッドが少し柔らかいのが気になったが、まぁ許せる範囲だった。シャワーを浴び、今日は朝から、延吉~琿春~スラビヤンカ~ウスリースクと距離はそれほど長くはないが、大変な旅だったなぁと思い返しながら、ベッドに入る。


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翌朝、早速ウスリースク探検に出る。ウスリースクの街は初めてなので、とりあえずバスターミナルと市場、スーパーマーケットを探すことにする。バスターミナルを探さないことには、ウスリースクから出ることができないし、市場やスーパーマーケットで水や移動中の食事を調達しないといけないから。

ホテルの斜め向かいにバス停があるので、とりあえずバスの運行システムを確認する。バスの車体に行き先が書いてあるので、バスターミナルに行きそうなバスに目星をつけて、車掌さんに「バスターミナル?」と尋ねてみる。うなずくのでそのバスに乗ってみた。

3分ほど走っただろうか、バスは街中の商店が多い通りに止まった。車掌さんが「降りろ」と指示する。ただ、降りたところにバスターミナルとおぼしき建物はなかった。困っていると、同じバスを降りた乗客が「バスターミナル」と言って遠くを指さす。「付いてこい」という身振りをするので、付いていくと、バスターミナルはバス停から歩いて2分ほどのところにあった。

この乗客のおじさん、私にロシア語で「中国人?」と聞いてきた。「日本人だよ」と答えると、「ふーん」と言うだけ。無口だけど親切なおじさんだった。バスターミナルの前でお礼を言って別れる。

バスターミナルに入って、まずは帰りの中国行き国際バスの時刻と運賃を調べることにする。それから、次回以降の訪問に備えて、ウスリースクからの国内線バスの時刻も調べておこう。

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