2008年9月、建国60周年を迎えた平壌(その2)

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建国60周年を間もなく迎えようとしている平壌は、街に飾られている装飾や祝賀のスローガンがいつもより多く、華やかな雰囲気だった。日本では軍事パレードがどのように行われるかが大きく注目されていたようだが、平壌の人々にとっては、政治的な行事はさておいて、9月9日~11日の3連休が楽しみのようだった。

夏の暑さも一息ついたものの、晴天が続き暑かった平壌では、路上の簡易売店でアイスクリームやサイダー、清涼飲料水などがそれなりに売れているようだった。




2000年の「アリラン」の時に平壌市内に設置され、その後全国に広まった「売台(メーデー)」は、その後もなくなることなく、朝鮮の風景に溶け込んでいる。最初のころは珍しくて写真を撮ったり、何を売っているのか尋ねたりすることが多くなったが、最近はその店のアイスバーの取扱銘柄やアイスバーの溶け具合などが気になる(店によって品質や保存状態に若干のばらつきがあるので)ようになった。

このような簡易売店は、常設の店舗に比べると埃っぽい街頭にあったりして衛生状態などが少し劣ることもあるが、全体的に中国よりはずっときれいで、韓国と同じくらい、日本のお祭りの屋台と比べてもそれほど不潔だとは思わない。ただ、売っているものの品質に関しては、よく吟味する必要があるかもしれない。サイダーやアイスバーなど、瓶に入っていたり個別包装になっているものはまず大丈夫だが、パンや揚げ菓子などは直射日光にさらされた結果、酸化が進んでいる可能性もあり、必ずチェックしたから買う方がいい。



滞在中、平壌サーカスを見学する機会があった。
平壌サーカス劇場は、市内の西方、光復通りにある。
普段サーカスを見ないので、断定はできないが、空中芸では空中後方4回宙返りなどの技が披露され、レベルはかなり高いのではないかと思う。



サーカスに出てくるクマはとても愛嬌があり、ユーモラスな動きをする。動物虐待という風に見る向きもあろうが、平壌ではそういった考え方はまだ一般的ではなく、楽しい出し物としてみんなが見ていた。

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